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総選挙にあたり、私たち「16区市民連合」の見解を発表いたします

2017年10月7日

「16区市民連合」世話人会

 

10月10日公示、22日投票の総選挙が始まろうとしています。「16区市民連合」は安保法制(戦争法)の廃止、立憲主義の回復などをめざし、「市民と野党の共闘」の発展を願って、2月17日に設立しました。

 

この間、7月17日の「市民と野党のつどい」の成功、賛同者を市民に広げる運動などを展開してきました。設立以来、「16区市民連合」の前進にご協力いただきました皆様に感謝を申し上げます。

 

 

私たちは、16区内での賛同者を増やす運動を広げながら、神奈川県内18小選挙区を網羅した「かながわ市民連絡会」とも連携し、民進党、日本共産党、社会民主党、自由党の4野党に「野党統一候補擁立」実現への要請行動にも参加してきたところでした。

 

 

ところが、民進党は9月28日、小池東京都知事が同月25日に結成した「希望の党」に突然合流を決め、事実上解党、合併しました。16区から立候補する「希望の党」の後藤祐一氏は、その先陣を切った議員です。

 

「希望の党」は安保法制を容認し、憲法改正を支持することを公認条件とし、選別をおこないました。自ら自公政権の補完勢力にほかならないことを証明したものでした。

 

同時に、「安保法制廃止、立憲主義の回復」のために、市民と野党の共闘・野党統一候補実現をめざしてともに運動してきた民進党のこのような結末に、大変悔しい思いをしております。野党統一候補実現を期待してこられた市民の方々も非常に残念な思いをされていることと思います。

 

 

10月3日には、安保法制廃止、立憲主義の回復をかかげる「立憲民主党」が旧民進党枝野幸男氏を中心に結党され、立憲民主党、日本共産党、社会民主党の3党と市民連合との新たな共闘がスタートしました。全国では次々と3野党の選挙協力が進み、神奈川県内でも7つの選挙区で3野党の候補者1本化が決まろうとしています。

 

しかしながら、あまりにも選挙直前で16区における野党統一候補の実現はできませんでした。「16区市民連合」は、立憲主義を守り憲法9条改悪を阻止するために、今回の選挙では、個々人の判断で信頼に値する政党や立候補者の押し上げに全力を注ぐことを呼びかけます。

 

 

選挙で私たちの民意を示しましょう。私たち自身が政治の主役です。「市民と野党の共闘の運動はまだ始まったばかり、「16区市民連合」も生まれたばかりの組織です。16区市民連合」は、今後も設立趣意書に掲げた4項目をはじめ、基本政策の実現を目指して、「市民と野党の共闘・野党統一候補実現」を追求してゆきます。今後ともよろしくお願いいたします。